アラスカ旅行記はお休みさせていただき、先日、米国独立記念日にあった、シアトルでの花火イベントからの写真をフレッシュな内に紹介したいと思う。
日本ではこれから花火シーズンが盛り上がり始める頃だろうか。夏の風物詩として各地で様々な花火大会が開かれ、関連したお祭りが「夏」を感じさせる。
シアトルの海は水温が低いため、真夏でも海水浴は楽しめない。セミも鳴かない。蚊もいない(森の中にはたんまり)。ゴキブリとの格闘も無ければ、ムシムシ、ジリジリの中クーラーがきいた部屋に入る極楽感も味わえない。そもそも、殆どの一般家屋にクーラーすら無い。
ボクは今年で5年連続日本の夏をスキップしているから、花火に加え、これらの夏イベントが恋しい。とても恋しい。大阪で夏を過ごす人からすれば、「クーラー要らんとか幸せ過ぎるやん!」「恋しいとか嫌み??」と言われそうだけど、人間、隣の芝は蒼く、しばらく距離を置くと何かと恋しくなってしまうものだと思う。
前置きが長くなったけれど、そんなシアトルでは、大掛かりな花火を見られるのは年2回だけだ。花火が「夏の季語」になりえない国において、花火というのは、火事の心配が大きな、危険で、お金のかかる物でしかないのである。2回の内一回は新年へのカウントダウンの時、そしてもう一回が、独立記念日の夜である。
だから、日本人が感じる様な風情とか情緒とかそういう対象ではなく、ただ、ワイワイ騒ぎの“ネタ”になる、派手でインパクトのあるイベント要素が強い。そんな花火だから、という事でも無かったのだけど、最初の2年は特に興味を持たなかった。しかし、3年目に友人が誘ってくれため、久しぶりの花火を楽しみ、初めて、デジイチで花火の撮影も体験した(
エントリーはこちら)。
昨年、別の友人の家が同花火を見るのに絶好の位置にあるから、と集まりごとを企画していて、今度はそちらに参加させてもらい、2度目の花火撮影を楽しんだ。(そちらの写真は、どうやらここで紹介していないっぽい)
今年も同じ場所にて3回めの花火撮影。去年は霧の所為で結構撮影に苦労した。
今年も昼間で湿っぽい天気で、一時は撮影自体諦めた方がいいかも?という天候だったが、夜には雨は止み、花火撮影自体も上手くできた。
普段はこういう撮影を全くやらない。
風景とは、“対話”をしながら、じっくり撮影する事はあっても、秒単位で姿を変える被写体を撮るなんて事はない。それが例え命ある野生動物だったとしても、“対話”が成立する空間を確立できたなら、仮に彼らが移動を繰り返していても、動きは問題にならない。
ただ、今年で3度目のチャレンジで、2年連続同じ場所からの撮影ということもあって、全てマニュアル露出で撮影した中で、撮影ごとにシャッター速度と絞りを替えながら、意図を持って撮影することが出来た。
花火撮影がお得意な方やそもそも総合的にボクより知識、腕をお持ちの方からすれば、それらの設定関係は「なんでそんな絞りなの?」とか「ISOあげた方が妥当」などというダメ出しの対象になるかもしれないけれど、ボクは、総じて満足な結果が得られたと思う。
と、まぁ、自画自賛的講釈は置いておいて、今年撮れたシアトルの花火をどうぞ。
いかがでしょうか?
数が多いので、2回に分けて、後半を後日紹介しようと思う。
つづく。。。
*写真はクリックすると大きいサイズがポップアップします。
ALL) [ K-7 + TAMRON AF 70-300mm Di: 0.0EV, ISO100, AWB, Custom color=Miyabi, HyM mode, SR off, w/tripod, JPEG ]
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Taken in 6 mega JPEG. Retouched with Photoshop CS5.
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