アラスカ二日目。
前回は、車を借りて雪国らしい景色の中を走る様子などをお伝えしたが、今回は、実際に雪のトレイルを歩いた時の様子を紹介したいと思う。
この日は実は、Fairbanksから100kmほど東にある、Chena温泉へ向かって走っていたのだけれど、Chena hot spring roadという道はその名の通り、この温泉に行くためだけに通っている様な道で、途中に何か立ち寄る場所があるという想定ではなかった。
ところが道を走っていると、道の両側に結構頻繁にレクレーションエリアを示す看板が立っていて、それらの殆どは、看板自体がそもそも雪に埋もれている感じで、冬に使われる事を想定している場所では無かったものの、中には、車が通った後のあるものがいくつかあり、そのひとつに入ってみることにした。
立ち寄ったトレイルの名前は、「Granite Tors Trail」という1周15ml(約24km)のループトレイルがあるレクレーションエリア。当然雪に覆われているわけだが、何本もの車の後があり、冬のアウトドアアクティビティ、スノーシューイングやクロスカントリーなどをやりに来た人がいるのかもしれない。ただ、看板には夜営禁止とあり、冬期間はキャンプ等禁止の様だった。
雪で埋もれて区画とかわからないので適当に車を停めて、いざ雪のハイキングスタート!
温泉の名前にも使われている、Chenaという名前の川が横を流れているが、殆ど凍っていた。
手前部分が少し流れているから、「チロチロ」という音がする。川沿いには夏になると爽やかなピクニックができそうなテーブルがあった。
最初に写っていた大きな岩山の横を進む。
この冬は例年より暖かい様で、後で写真調べてみるとこの辺の木々は凍って真っ白になったりもするらしい事がわかったけど、この時はそのような木は殆どなく、気持ち的に「極寒」とか、「エクストリーム」な感じにはさせられなかった。とはいえ、ここはアラスカ。当然氷点下の気温で、下は違ったけれど、上はスキー用ジャケットに薄手のフリースとヒートテックなど防寒対策を施してのハイクだ。
アラスカの冬は、日照時間がとても短い。
この話はまた後々別のエピソードと絡めて紹介するけれど、夏に“白夜”と呼ばれる一日中日が落ちない時があるのと同様、冬には一日中日が昇らない時があり、そのことからわかる通り、アラスカでは昼間でも太陽はいわゆる“真南”な位置まで昇らない。
だから、3月初旬の午後2時でこんな感じの位置に太陽がある。わかりにくいかもしれないけれど、体感的に、もう夕方直前の気分になる。
初の雪中ハイクなのでそんなに奥まで歩かなかったけれど、既に景色は雪xネイチャー一色。
とても清々しい。
それほど寒さも感じないし、むしろ寒さが気持ちよい位に感じられたので、調子に乗ってもっと先まで行こうかとも思ったものの、この日の目的地は温泉だったこともあり、ここで引き返すことにした。
と、帰る前に、ちょっとだけ寄り道した場所にこんなものが。
何故こんな雪の中にトラックがあるのかわからなかったけれど、捨てられたものではなさそうだった。
ちょっと、「In to the Wild」の"Magic Bus"を思い出させる。
ということで、アラスカ最初の雪のハイクは軽く切り上げ、車に戻った。
こちらがこのレクレーションエリアの案内板にあった説明パネル。
夏にくると、キャンプもできるし、中々オモシロそうなハイクスポットの様で、この時とは全く違う光景になっているであろう夏時期にまた来たいな、と思った。
つづく。。。
*写真はクリックすると大きいサイズがポップアップします。
All) [ K-7 + SIGMA 10-20mm EX DC: ISO100, AWB, Av mode, SR on, RAW ]
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RAW proceeded with Aperture 3 on iMac
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