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<   2009年 09月 ( 15 )   > この月の画像一覧
【連載 第5話】そこでしかみられないもの -海-
光はそこにあった。

まるで水爆の実験に遭遇してしまったかの様なそのまぶしい光は、海の遥か向こうから閃光の様に体全体を貫いた。長らく闇に近い暗がりにいた所為もあるのだろうが、その眩しさは、目を閉じたくらいでは防げそうに無いくらいに感じられた。

いつも見ている太陽。毎日当然の様に昇り、そして沈む(様に視えている)太陽。

“そこ”ではそれは全くの別物の様に見えた。

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その感動を声に出すのにいささか時間がかかった物だが、我に返った後は、とにかくはしゃぎっぱなしだった。足場の危うい岩だらけの海岸を駆け回り、構図などこれっぽっちも意識にとめないままにとにかくシャッターを押した。いや、シャッターを“押している”という感覚は全く無かっただろう。その時カメラという“道具”は間違いなく自分の体の一部となっていた。シャッターをキル事は、右目をウィンクするよりももっと自然で、もっと直感的な作業だった様に思う— とすると、ボクは無数のウィンクをばらまきながら岩場を翔る変な青年という事になるのだけれど—。

海岸には10〜20ほどの人影があった。

彼らの多くは写真目的でここにいる様子ではなかった。もちろん何人かはコンパクトカメラを連れていたが、一眼レフカメラに三脚という“それらしい”装備を持った者は見なかった。

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by leoism | 2009-09-28 21:25 | Field Log
【連載 第4話】そこでしかみられないもの -光-
自然は偉大だと思った。

いったいどれだけの人と時間が費やされてこの道ができたのかわからないが、周囲を埋め尽くす深い森の中、たった一本この道だけがその海へとつながっている。一歩道を外れれば、そこは森の中。何がひそみ、何が起こるかわからない。木、木、木、の連続がただひたすら続くだけである。

そんな場所に立ち寄る理由は持ち合わせていない。ボクはただひたすら海を目指し、その一本道を進んだ。

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1時間と少し歩いたところで前方に光が見えた。しかし、その光は白く、霧という名の“がっかり”を予感させるものだった。脳裏には、辺り一面真っ白に広がる霧の海岸が映し出される。ボクが目指した“その”海岸は、ないかもしれない。しかし、あるかもしれない。ボクは“がっかり”している自分の映像を壁のポスターを剥がす様に強引に引きちぎり、丸めて森の奥深くに捨ててしまいたい、そういう衝動をじっと抑えつつ、とにかく森の終わり—つまり海岸の入り口—を目指した。

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by leoism | 2009-09-24 22:55 | Field Log
【連載 第3話】そこでしかみられないもの -森-
そこでしかみられないもの—。

果たしてそんなもの、存在するのだろうか。

森に入ろうとした時そんなことを思った。

普遍的な物など存在しない—。

そんな事はわかりきった事実であり、その事実が何度ボクらを苦しめたことだろうか。そんなことはわかっている。しかし、「そこでしかみられないもの」を、“ボクが”、“そういう価値のあるもの”だと認識する事が、果たして出来るのか、それが疑問だった。

毎日繰り返し昇っては沈む太陽。雨や曇りの日には見えないし、季節によって、昇る場所も沈む場所も違う。ボクらの目にふれている時間だって長くなったり短くなったり、日々変化している。

しかしー。

それらの多くは、“毎日同じ様にしかみえない”のである。

だから、ボクはここに来たのだ。

なのに、ここに来て、森の入り口を前にこういう思考が頭の後ろの方をくるくると回り始めるのは、森を目にして臆したからではないと信じたい。まるで大きな壁の様に目前に広がる森の姿をみて、“ビビって”しまったから、“そこに入らない理由”を作り出そうとしたのだったら、恥ずかしいでは済まないから。

どちらにせよ、ボクはそこに入らないわけにはいかなかった。“そのために”ここまでやってきたのだから。仮にそこで見る太陽がいつも見る太陽と同じだった(少なくともそう見えた)としても、見る事もせずに、勝手な理由をつけて、引き返せるわけなんて、全くないからだ。

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海岸へと続くその道の入り口はわかりやすかった。

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by leoism | 2009-09-21 18:09 | Field Log
【連載 第2話】そこでしかみられないもの -湖-
そこでしかみられないもの—。

それが見たくて数百キロという距離を移動した。

辿り着いたのはLake Ozette(オゼット湖)と呼ばれる米国本土ではかなり北、そして西の端に位置する湖(地図参照)。そのほとりには15のキャンプサイトとレンジャーステーションがあるが、それ以外には殆ど何もなく、レンジャーステーション脇から伸びる森への入り口がLake Ozetteから海岸へと抜ける唯一のルートである。

毎日毎日繰り返される太陽と地球の織りなす日の出と日の入りのルーティーン。そんな“当たり前”を特別な何かとして、改めて感じたい。その思い一つでここまで来たのだけど、文明の力を借りて進めるのは、“ここ”まで。

太陽が遥か彼方の水平線に沈んだ(様に視えた)後、30分も待たずに世界は闇に支配される。

片道5kmを超える森の中のその道は、“それ”を見届けた後には光の痕跡すら残らないかもしれない。

ボクはキャンプサイトにテントを建て、“そこ”から戻った後のための準備を入念に行った。

森に入り薪を集め、火をくべる用意をし、暗闇の中で少ない明かりでも何がどこにあるかわかる様、配置に拘り、それを覚えた。テントに入ったらすぐに寝られる様に寝床を作り、着替えも用意した。汗をかくだろうけど、それだけは諦めて、着替えだけ済まして寝てしまう予定にした。

一通り準備が終わった後、レンジャーステーションに向かった。

そもそも、暗闇の中、そのトレイルを歩く事が問題がないのか確認したかったから。

レンジャーは、「懐中電灯があれば問題ない」、そう言った。

少し安心したが、あまりに簡単に言うので、真面目にこちらの話を聞いていたのか、ちょっとだけ心配も残った。もしかしたら、「まさか暗闇の中、この森を歩こうってことじゃないでしょ」という先入観があって、「この森を夜にちょっと見て回っても安全ですか?」と聞いたと勘違いしたかもしれない。

どれだけ頑張って歩いても1時間はかかろうそんな森の中の道を陽が落ちた後に歩くなんて、そんな人、いると思っていなかったとしたら、十分あり得ることだから、心配が残った。

とはいえ、ここまで来て、計画をキャンセルするつもりも無いから、2本の懐中電灯(LED)を入念に点検し、カメラ機材を点検(バッテリーも)し、少し休憩した。

休憩しながらもどこか心配は残っていた。だからゴロンとなっても落ち着いて寝ていられなかったので、湖の方まで歩いた。湖にはとても清々しい風が流れていて、抜けた空、それが映り込んだ湖面、周囲を埋める木々、その全ての要素がバランスよく、ボクの不安を少なからず消してくれた。レンジャーの言葉が消しゴムだったとしたら、紙の上に残っていた消しかすを「ふーーっ」と吹き飛ばしてくれたのが、この湖だった。

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by leoism | 2009-09-20 23:54 | Field Log
About the Blog, Author, and somemore...
ようこそ「NATIONAL LEOGRAPHIC」へ。

このブログは、米国シアトルを拠点に写真活動をする、Leo Miyanagaの活動や作品を中心に紹介する場として不定期に更新しております。まだまだ駆け出しのヒヨッコですが、このブログを通してたくさんの方と交流できたらいいなと思っております。どうぞよろしくお願いします。

Leo Miyanagaの個人プロフィールは、こちらの自己紹介ページをご覧いただくか、LEOiSM!にてご覧いただけます。


「NATIONAL LEOGRAPHIC」のコンセプトみたいなもの:

このブログは、2006年にPENTAX K100Dを購入したのをきっかけに、「Leoism! -Photo-」という名前でスタートしました。しばらくの間、あれやこれやと撮っては載せを続けて来ましたが、2009年に「NATIONAL LEOGRAPHIC」と改名しました。

ブログ開始直後に渡米し、その後風景撮影の魅力を知り、撮り続けた結果、アウトドアなフィールドに集中した撮影スタイルがすっかり身に馴染んだ結果、現在中心として行っている、フィールド活動の紹介を中心としたブログスタイルへと移行しました。

その名が示す通りですが、『NATIONAL GEOGRAPHIC』誌で紹介される様な写真を目指しており、フィールド(アウトドア)撮影を中心とした活動を行いながら、活動の紹介や、自分の感じたこと、見た世界を写真を通して伝えて行くことを目的としたブログ更新を心がけております。


 はじめての方へメッセージ:

□ はじめまして。ブログにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
□ 上記の様なコンセプトでボチボチやっております。良かったらまた覗いて下さい。
□ リンクフリーですが、リンクを載せていただく際はご一報いただけると参考になります。
□ 見ず知らず同士ですが、感じたことがあればコメントをいただけると嬉しいです。誹謗中傷はココロが痛みますが、アドバイスや、率直的なご意見はありがたいです。
□ ご自身で写真ブログをされている方は是非コメントの際にリンクを残して行って下さい。
□ エキサイトブログをお使いの方のブックマークをさせていただくこともありますが、ブログ上には表示されない設定にしています。

□ 未熟なボクですが、たくさんの方と有意義な“つながり”を広げられたらいいなと思いますので、どうぞよろしくお願いします!



[Last Update: Apr. 25. '10]

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by leoism | 2009-09-20 00:00
100 Colors, 100 Style, K-x debut!
c0080101_1543521.jpg本日、PENTAXの実に5年ぶりとなるらしい発表会が行われ、その場でエントリークラス一眼“レフ”カメラである「K-x」が発表となりました。

「K-m」の置き換えとなるのだと思いますが、同機種で好評だったホワイトが今回も登場。

というか、今回は基本カラバリとして発売され、レッド、ブラックとともに店頭に並びます(USではNavyもあり)。

----- そればかりか、なんと! -----


c0080101_1561419.jpg今回の「K-x」は100パターンのカラーリングからオーダーメイドできるんです!(オンラインショップ限定)

PENTAXサイトにはもうランキングまでも!

詳しくは、特設サイトを見ていただければ、と思いますが、基本的に本体カラーと、グリップカラーの組み合わせが100通りという事の様で、ボディー20色にグリップ5色(全9色)の選択肢から、好きな組み合わせを選べるという事の様です。


まぁ、要するに、、、、、


スペックは続きから--->
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by leoism | 2009-09-16 23:18 | News, Column
【報告】 第18回「光」部門の本戦投票がはじまりました。
先日、予備投票の案内をさせていただいておりました、「ブログdeフォトコンテスト」の本戦が始まっております。

皆様の応援のおかげで本選まで残りましたので、是非本戦も清き一票をお願い出来ればと思います。
(右の写真が応募作品です)

投票は、こちらのページから行っていただくか、こちらの投票ページからの直接投票でもどちらでも構いません。

右の写真を見ていただき、「光」というテーマに対して相応かつ、「ココロに響く一枚」だな、と感じていただけたら是非是非ポチっと一票入れて上げて下さい!!

c0080101_16382015.jpgなお、この作品は、「A Privileged Moment.」という題名を付けており、「決選Bブロック」に分配されております。
「ブログdeフォトコンテスト」の投票ページから投票いただく場合は、右図の用にふたつ並んだボックスの右側、上から5番目にリストされていますので、その左のマーカーをポチっとした上で、ボックス右下の「投票」をクリックしていただくと、一票が投じられます。

「投票」をクリックいただくと、現在の得票数が見られるページに飛びますので、良かったら、今ボクの作品がどれくらいの支持を得ているかもチェックしてみてください(全然だったらスミマセン。。。)。

投票は今月末までの様ですので、来月初旬には結果をご報告出来ると思います。

いい結果を報告出来る様、応援宜しくお願いいたしますm(__)m

色んな写真ブログ
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by leoism | 2009-09-16 16:49 | News, Column
【連載 第1話】そこでしかみられないもの -序-
その太陽は何一つとして特別な物ではない。

毎日当たり前の様に空にあり、夜には姿を隠し、また次の朝東から顔を出す、いつもと変わらない、太陽だ。

太陽が「西へ沈む」という言い方はある意味自己中心的だ。

“そう視える”だけなのだから—。

しかし、ボクたちは地球が時速1700kmで廻っている(赤道地点)コトも、それが年に1/100,000秒ずつ遅くなっていっているコトなど気にしながら夕日を見たりしない。

そこにあるのは、ただ単純な感動や、哀愁、はたまた、蕭々とした惜別なる想いなどで、地学的な知識や思考力といったものの入り込むスペースは残っていない。

そんな一日でもっとも感情が動かされる夕暮れという時間帯、その同じ太陽は山の向こうだったり、ビルの隙間だったり、そして、海の水平線へと沈んで行く(様に視える)。毎日毎日、西の彼方に沈んで行く(様に視える)。

あまりに日常的なその光景は、よもすれば、当たり前過ぎて、それが毎日西へと沈んで行く(様に視える)コトすら忘れてしまうくらいに、それは毎日毎日繰り返される(地球が廻り続けている)。

ボクは、そんな夕暮れのプレシャスな時間を撮影する事が大好きだ。

毎日毎日繰り返される、、、と表現したこの地球と太陽の織りなす日々の“行事”は、毎日、少しずつ、気にして、注意深く観察しても、普通じゃわからない程度に、でも確実に変化していっている。それは地球の自転が遅くなりつづけているからではなく、1年を通して、地球と太陽の位置関係が変わっていくコトと、そして、日々大気のコンディションが変わっていくからである。

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太陽の沈む(様に視える)場所、夕日の色、空の色、雲の数、量、空気の冷たさ、湿度、肌触り、香り、風の音、、、。たくさんの要素がそれを彩り、毎回毎回違った演出を見せてくれる。

だから、日暮れ時の撮影は飽きるコトがない。

今回、ボクは、その日暮れ時を見るため、ただそれだけのために片道1時間以上の道—それも森林の中に設けられた、細く、足下の危うい一本道—を歩く事に決めた。(そしてその道は、市街地から車で5時間走った先にある)

夏なら、8時か9時頃に西を見れば見る事のできる、同じ太陽、同じ空。

でも、“そこ”でしか視るコトの出来ない何かがきっとある。

その思い一つで、ボクはかばんに荷物を詰め、車を走らせた—。


つづく。。。。


色んな写真ブログ
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by leoism | 2009-09-15 12:12 | Field Log
予告:【連載】そこでしか見られないもの。
“あるもの”が見たくてシアトルからフェリーと車で5時間半以上かかる場所まで行ってきました。

日帰りが困難な計画のため、キャンプです。

これまで何度も写真を紹介して来た、オリンピック国立公園のほぼ最北端、最西端に位置するキャンプグラウンドです。朝に出て、おやつ時よりちょっと後の到着でした。Lake Ozette(オゼット湖)という湖の畔にあるキャンプ場です。

次回から、数回に分けてその時の様子を“連載”します。

いつも数回に分けてエントリーしていますが、今回は“連載”と呼ばせていただきます。

お楽しみに^^f

色んな写真ブログ
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by leoism | 2009-09-11 17:31 | Field Log
【報告】 第18回「光」部門・予選Dブロック、予備投票が始まっています。
c0080101_175497.jpg先日、第18回ブログdeフォトコンテスト「光」部門応募作品をエントリーしましたが、投票が始まっております。

今回は応募多数だった様で、まずは15日までの予備投票が行われるみたいです。

ボクの投稿作品は、「第18回「光」部門・予選Dブロック」に入っています。

右の写真が応募作品で、『A Privileged Moment.』という題名の分です。

お気に入りいただけましたら、是非、こちらのページより清き一票をお願いします!


色んな写真ブログ
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by leoism | 2009-09-10 17:56 | News, Column