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[Backpacking] Annette Lake - Mt. Baker National Forest -2-
Backpacking(バックパッキング)4回目のチャレンジとして向かった、「Annette Lake(アネットレイク)でのアクティビティの様子を紹介した前回の続き。

前回のエントリーで、湖までの行程は紹介したが、日暮れが近くなるにつれて、人の気配がなくなり、結局、夜は自分たちのパーティ以外誰もいないという環境になった。もちろん、森には森の住民、湖には湖の住民がいて、今回もしっかりBare Wireでクマ対策をした上で就寝という事になったわけだが、自分たち以外だれも居ない大自然の中という環境は、ちょっと恐い気もした。

いわゆる、オートキャンプで持って来る様なランタン的な物を持っていないから、明かりはコンパクトな懐中電灯が3つと、ヘッドランプが2つだけ。電池駆動の明かりに頼りっきりになるのは、どうも心配が頭から離れないから、肉眼で視野が確保出来ている間にやっておかなくては行けない事を済ませたい気持ちになってしまう。

c0080101_3425645.jpgやっておくべき事は色々あるのだけれど、テント設営(=寝床の確保)は当然ながら、電池駆動以外の明かりの手段としてのたき火の準備は必須だ。森の中だから、小さい物から大きいものまでたくさん木は落ちているけれど、燃えやすいもの、燃えにくいものというのがあるから、吟味しながら薪を探す。

ワシントン州西部(ボクが良く行く地区)の森は湿っている所が多いから、乾いた木を集めるのに苦労する事があるのだが、この日は日中すごく天気が良かったからだろうか、乾いた木は比較的簡単に見つけられた。

ボクは、小学校から中学途中までの間、ボーイスカウトに入っていたのだけれど、たき火の基本はそこでみっちり訓練されてた。ボーイスカウトの活動自体楽しかったし、全然嫌ではなかったけれど、時には苦労も伴う活動があった。でも、こういう時に本当に役に立つスキルを得られていた事を有り難く思う。







c0080101_340940.jpg“やっておくこと”リストのトップに来るマストワークはこれかもしれないのが、このBear Wire。

Bear Wireは、前にも書いた通り、クマ対策の最も基礎で、最も重要な作業だ。

クマの鼻はすごく遠くの物を感知できるから(約40kmも嗅げるらしい)、ちょっとでも食料の匂いがしたら、やって来る。寝床であるテント内で食事をしないのはもちろんだけど、そういう香りを放つものをテント内に置いておくと、クマがのっそのっそやって来て、漁ってしまう。そこにたまたま自分たち人間が居たら、いっしょくたに教われて、The Endというわけだ。

だから、このBear Wireでそれらを隔離する。木の上に吊るす事で、匂い自体はする物の、クマがそれを手に届かないものと認識して、すぐに諦めて帰って行くから、危険を最小限で留められるというわけだ。もちろん、寝床からは少し離れたポイントに吊るす方が吉。

食べ物でなくても、石けんやクリームなど、香料を含むものは狙われるから、日焼け止めとか、歯ブラシ、歯磨き粉でも隔離しておかないと危ない。ミネラルウォーターなら大丈夫かもしれないけれど、少しでも味がついている水(ビタミンウォーターとか)だと、危ないらしいから、ちょっとでも香りそうな物は隔離するに越した事がない。

場所によっては、このBear Wire様のロープがぶら下がっているが、無い場所も多い。だから、山で寝る予定の場合、眺めのロープの携行は必須になる。正に、“命綱”になる。

“やっておくこと”を一通り終わらせて、少し周囲を散策しながら撮影を楽しんだ。湖で泳いだり、その辺の話は前回書いた通りなので改めて書かないが、走行している間に山は夜の気配を漂わせ始める。

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次第に空が暗くなって行く


山の中、森の中だ。街灯なんてない。自分の持っている明かりも小さい懐中電灯とヘッドランプ数個だけだ。しかし、完全に太陽が沈んだ後でも真っ暗闇になるということはない。月明かりがこんなに明るいのだ、ということを強く実感する。夜寝る前に、気が向いたら星を取りに行こうか、とか考えながら、たき火を始める。

c0080101_340173.jpgボーイスカウトで得たスキルを活かす場面(笑)誰でも知ってる事だろうけど、まずは小さい木から火を大きくして行く。

そういえば、ボーイスカウトで、「マッチ2本以内で火をつける」というテストがあったのを思い出した。

今回ボクは、マッチではなく、ライターを使ったけれど(笑)。

これまた誰でもそうだろうけれど、こういう「火」は魔力というかとても不思議な魅力を持ってる様に感じる。ゆらゆらゆれる火を見て、妙にテンションが上がったり、すごく不安な気持ちになったり、宇宙の神秘を感じたり、自分の存在理由を考えたり、、、、、眠くなったり。。。。

まぁ、色々な事を考えながら、火を見ている内に、だんだんたき火らしくなってきた。


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うん、やっぱりたき火の姿には不思議な力を感じる


ちなみに、たき火で料理をするわけではない。月明かり以外の明かりとして、そして、夏でもそれなりの寒さになる山の中で、火がある事がどれだけ安心感をもたらしてくれるかというのは、その場に居た事の無い人にはもしかしたらわからない事かも知れない。

c0080101_3395385.jpg←もちろんこの日も食事は、こいつらだ!

結局、夜が深くなるに連れ、湖上を霧が埋め尽くしてしまい、星空を楽しむ事は出来なかった。

周囲を木々に囲まれた大自然の中での睡眠はやっぱり少し緊張した。少しの「カサっ」という音が「クマ?!!」と思ってドキドキするから、すごく集中しないと寝られなかった。

しかし、体は疲れているから、なんだかんだでスコーーーンと寝、朝になる。





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『朝ダヨォおおおおおお〜〜!!』


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いやぁ〜、実に清々しい朝だこと。

前の時は、朝から雨がぱらついていたから、こういうスカーーーっと晴れた朝は気持ちがいいなーーと思った。

c0080101_3402030.jpgすごく清々しい朝、朝ご飯は、SPICY SAUSAGE PASTA(スパイシーソーセージパスタ)と、ちょっと朝には刺激が強そうなチョイスと、コーヒーで。デニッシュも朝ご飯用にと思って持って来ていたのだけれど、そうそうに食べてしまっていたので、この朝はこれだけ。下山したら、ジャンクフードでカロリー摂取の予定は毎度の事(笑)。

ちなみに、このフリーズドライフード、結構当たりハズレがあったりする。

この朝ご飯はどちらかというと当たりだったけれど、1パックだいたい$7〜$10という安くは無い代物だから、美味しく無いとすごく残念な気持ちになる。いや、お金の問題じゃなかった。やっぱり、「食」というのは人間とっても大事だと思うのです。特にこういう体力を使う場にやって来ての食はとっても重要。美味しく、栄養のある食べ物でブーストするのと、“とりあえず摂取可能な何か”で凌ぐのとじゃ、全然モチベーションが違う。

おにぎりとかお弁当とか持って来る事が叶わないこういうアクティビティに置いて、このフリーズドライフードはとても有り難いのだけれど、どのパッケージが美味しいか、ギャンブルっていうのはちょっと残念。とりあえず、美味しかった種類はメモして覚えておかないとね。



ということで、この後、ゆったりとした朝を湖畔で過ごし、昼前にすべてを片付け、湖を後にした。帰路ではたくさんの登り客とすれ違ったので、やっぱり日帰り客には人気なスポットなんだな、と思った。帰りは下りなので、一見楽そうに思われるかも知れないけれど、20kg近い物を背負っての下山はある意味登りよりキツいし、気を使う。ゆっくり、確実に下山した。

次回はどんな場所でどんな自然との出会いがあるだろう。

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*写真はクリックすると大きいサイズがポップアップします。


大きい写真は全て、PENTAX K-7 + DA16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDM
*最後だけレンズがTAMRON AF 70-300mm Diです。

小さい写真はCASIO H10若しくは、iPhoneで撮影しています。

*Taken in 6 mega JPEG. Retouched with Photoshop CS4.


ココロに響く1枚はございましたでしょうか?ご感想やコメントをいただけると勉強になります。

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by leoism | 2010-12-12 03:13 | Field Log


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