今日は、ふたつ前のエントリー、"
RAFT Project: How to Log My Adventure? - 1 -"の続き。
前回、「ジオタグ」に関して話した。最近の“デジフォト”におけるトレンドとして、「撮影地情報」を組み込む事が“ナウい”という話。
“デジフォト”にはExif情報などの「メタデータ」が付加されていて、撮影機材、露出情報や撮影設定がずらーっとリストされるわけだが、その一項目として、「撮影地情報」を組み込む事になるこの新テクノロジーは、写真を楽しむ人全員が全員必ず幸せになるという物でもない。
同データは写真を楽しむ際にある程度自分の努力によって“価値”を引き出せる人じゃないと、あまり使えない。
これは同じく「メタデータ」である、シャッタースピードや、絞り値などの情報と一緒。例えばファッション雑誌を見て、「このショット、SSどれくらいだろ?」とか思うのは、フォトグラファーたちだけだ。普通、「あ、この洋服かわいい♪」とか「●○ちゃんほそーい」とか思うところだ。
ただ、奇麗な風景写真を見て、「これ、どこ??」と思う事はあると思う。また、旅行写真なんかを見ていて、それがパリで撮った事は覚えているけど、パリ内のどこだっただろう?と思う事もあるだろう。そして何より、
前回も書いた通り、今後どんどんどんどん増えて行く一方の“デジフォト”に置いて、素早く探している写真を見つけ出す手段は多ければ多いほど好ましく、この「撮影地情報」はその“手段”になりうるのである。
例えばこの一枚。Washingtonが誇る4,000m級の山、Mt. Rainierの“近く”で撮影した。
この撮影では、Mt. Rainierがメインで、帰りに陽が暮れて来て、“たまたま”撮った写真だから、どこで撮ったのか覚えていない(ほんとは調べて大体わかってるけど)。
そんな“一枚”を探す手段はまずは、「写真の名前」。ボクは写真の題名は日付6桁に続けて撮影場所のおおまかな名前+数字という風にしているので、例えば、「
100223Sample001」という感じになる。この名前でどこどこ公園で撮ったやつ、とかなになにイベントのやつ、とかで探してみるといい。また、日付も同様自分の探している一枚を撮った日がわかっていればそれも使える。
しかし、いつどんなイベントで撮ったかわからない時にぜーんぶのサムネイルを見て行くのは至難。撮影地という情報も抽出の条件に加えられるというオプションはあって損はない。
ということで、「ジオタグ」は付加して損はない情報で、多くのフォトグラファーにとってはむしろ、“
是非付加したい”情報なのである。
さて、
前回に次のエントリーでボクがその「ジオタグ」をいかに写真に組み込んでいるかを紹介すると書いたけれど、どうも前置きでたくさん書きすぎてしまった。。。。ということで、今回は、使っている道具、ソフトを紹介だけして、具体的な方法はまた次回に繰り越ししたいと思う。
□ 「ジオタグ」情報を付加するために使っているもの:
・ DSLR:
もちろん撮影機材は普段通り。
・ iPhone:
ご存知、APPLEのスマートフォン。こいつにGPSが搭載されている。
・ Every Trail:
iPhone用アプリ。iPhoneのGPS情報を使って移動ログを記録する。
・ GPSPhotoLinker:
Mac用ソフト。位置情報ファイルと写真データを合体させる。
上記4点で「ジオタグ」付きの写真を撮影することが出来ます。
興味ある方は次回をお楽しみに。すっごく興味がある方は上記のアプリとソフトをGoogle検索等してみたら既にたくさんの方がレビューされているのですぐに情報が見つかると思います。
*写真はクリックすると大きいサイズがポップアップします。
[ K-7 + SIGMA 30mm F1.4 EX DC: 30mm, 1/50sec, f5.0, 0.0EV, ISO100, AWB, HyM mode, SR on, RAW]
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RAW proceeded with Photoshop CS4 via Aperture 2 on iMac
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