『K10D』の時の様に在庫不足が既に囁かれるPENTAXIAN待望のフラッグシップカメラ、『
K-7』ですが、秋葉原ではタッチ&トライやトークライブが行われた様で、一般愛好家の評価や、詳しい“売り”に関する説明もたくさん聞こえる様になってきました。
そんな中、以前これがポイントだと指摘した、「自動水平補正機能」以外にもう一点、PENTAXがいう、「写真家が泣いて喜ぶ」機能というのは、これの事なんだろう、と思わせる機能がわかった。
その名も「構図微調整機能」。もちろん、カタログスペック発表、専用サイトオープン時から、記載される機能なので、“隠し機能”では決してない。(
こちらのページ参照)しかし、文字だけではあまり理解出来ていなかった部分がこのトークライブでの解説でようやく分かった。
⇒こちらから田中氏のトークライブでの解説(YouTube)を見ていただけると良くわかると思います。
これは、そもそもLVの付いてない『
K200D』では前提として無理な機能なのだけど、要は三脚使用でLV中に、“カメラを動かす事無く”フレーミング微調整が出来る機能なんだと理解しています。
PENTAX広報の人が、開発中に「PENTAXにしか出来ない機能」と言っていた機能はこれの事だと思うのですが、なぜPENTAXだけかと言うと、手ぶれ補正機構のために撮像素子が宙に浮くスタイルというのはPENTAX独自の機能、技術だからだと思います。
解説の中で田中氏も言及しているけれども、三脚を使っていても、首を振れば同じ事、と思う人素人(田中氏の言葉)。パースペクティブ(遠近感)というものがあるので、首を振ったら消失点含め、色々変わってしまうので、追いつめた撮影時には、三脚自体を移動させる必要があることになります。
この機能、実はすでに欲しかった!と思う場面に出くわしていて、昨日の事なのですが、昨日掲載の1枚、元画像はすごく左下がりになっていたので、右方向に回転補正→トリミング、という補正を行わざるを得ませんでした。
ファインダーがすごく覗きづらい環境での撮影だったための大幅な左下がり画像だったので、LVがあれば、ある程度は防げたと思いますが、三脚を立てるのに大きな不都合があった、ヌルヌルの岩場だったため、ちょっとでも安定のいいバランスを見つけたら、三脚を動かしたくありませんでした。つまり、回転方向含め、撮像素子を移動してフレーミングを追い込めるこの機能があれば、ここまで大きな水平ずれを起こさなくて済んだだろうなーと思うわけです。
ともかく、またまた、『
K-7』登場が待ち遠しくなる理由が増えちゃいました。